13日、武蔵野市議会総務委員会で、松下玲子市長が提案した「住民投票条例」案の審議が行われました。休憩を挟み10時間以上の討論の末、採決が行われ、賛成3反対3の可否同数となり、委員長裁決で可決されました。一方で、条例案の廃案・継続審議を求める陳情は否決されました。
 外国籍の方の住民投票権を認めるかどうかが最大の議論の焦点となる中で、日本共産党の橋本しげき議員は「憲法16条で保障された請願権は外国人にも認められている。外国人が住民投票をできるようにすることこそ日本国憲法の要請だ」「『外国人に市政が乗っ取られる』という言説に根拠はない。そういう言説の背景には外国人に対する偏見・差別感情がある。共生社会の実現へ、市として最大限の取り組みを行っていただきたい」と質疑・討論を行いました。自民党、公明党が討論を行い、採決で条例案に反対しました。
 21日の本会議で採決が行われますが、このままでは条例案に反対が多数となる可能性があります。日本共産党は最後まで住民投票条例案の成立のために全力をつくします。